明るく芯の強い女家庭教師ベル、レディ向け出版社オーナーノエル、イギリス一のレディ(だけどほんとうは男で流行作家のアージェント・グレイ)のエセル、エセルを溺愛する兄のマーティン卿。
この4人が主役ですね。
橋から飛び降りようとした女性を助けたベル(無我夢中で下着丸見え・・・)
同じ家庭教師仲間だったミス・グリーンが自殺しようとしていた理由、それは雇い主の屋敷のお坊ちゃんとの身分違いの恋だった。
ものすごーく立場が弱かったヴィクトリア時代の女性家庭教師。
レディだけどレディじゃなく、使用人だけど使用人でもない孤独な立場です。
本気だけど誠実じゃないという超サイテーなお坊ちゃま(いるよねこういう男・・・)と、彼との未来に夢を見ずにいられないミス・グリーン。
そんなミス・グリーンに自分を捨てた母を重ねて、流されるばかりの生き方に怒る銀のレディ・エセルがとてもかっこいいです。
特殊な人生だけど、自分の選択を受け入れて全肯定しているのがすごく素敵。
ミス・グリーンが、誰かが望む自分じゃなく、自分自身の脚で歩こうと必死で一歩を踏み出す姿がまぶしいです。
でもこれ、大昔が舞台なのに、すごく現代的。
というか、女性の問題があまり変わっていないんだよね、これだけ時間がたっても・・・
ノエルにアタックする(死語)画家のシェリーのエピソードなど、いろいろと秀逸です。
すごくおもしろい。
ベルは一見のほほんとしつつも、とても賢い女性。みごとな人です。
これで16歳なんだ・・・今の26くらいと思えばいいのでしょうか?
昔は人生の選択時期が早いですから。でも今はちょっとおそすぎると思う。
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