2008/04/29 (Tue) 22:37
天道是か否か

鎖衣カドルト (WINGS COMICS)鎖衣カドルト (WINGS COMICS)
(2007/10)
吟 鳥子

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渋いファンタジーでは断トツの実力をもつ方です。
主人公は、この世の逃れられない因果を身につけた鎖で示し、人々を導く〈鎖衣〉カドルト。
裕福な貴族に生まれ何不自由なく育った坊ちゃんで、死にたい病の持ち主という困った人です。
この世の苦があまりにはっきり見え、そしてそれから目をそらすことができない人。
すごーくめんどくさい人です(笑)。
彼を一途に支えるスラム出身の騎士ラダンとの絆を縦糸に、大河の神を崇める水の国との戦を横糸に話は進みます。

神を持たず、ただ絡まった因縁から解き放たれることを望む鎖衣と、自分自身を含めてすべてを神にゆだねた大河の巫女との対峙のおはなしが、すごかったです。
この世の苦しみがある限り、決して幸せになれないカドルトと、死を目の前にしても幸福に微笑む巫女の少女。
分かり合えず、助け合えず、だけどほんの少しだけ溶け合った想いが救いといえるのかどうか。

この密度で1巻で完結していることもすごいですが、こう「まっこう勝負!」な作品はひさびさにみました。
なんか恥ずかしいまでにストレート。人生に対して。
でもそれをうまくプロとして昇華させていて、なかなかおもしろかったです。
ふたりの男の、なんともいえない距離の、でも最高の絆を欠かせたらピカイチですね。


文化人類学とか好きーということですが、すごく納得な内容でした。
大学で勉強した内容がかなりかぶっていたからか、なんだか近いものを感じます。

2008/04/27 (Sun) 14:18
晴れ

天気いいです。晴れ晴れ。
つつじも満開。

今日すでにゴールデン週間に入っている人って、どれくらいいるんでしょうね。
わたしは明日は仕事です。





サイト更新しました。見つかってほっとしました(ジーンズのポケットに入っていた)
これから気をつけよう。

リンクページにも追加。

2008/04/26 (Sat) 21:06
表紙のデザインが・・・

昨日の続き。
市川ジュンは、河惣益巳とタメをはる熱い女を描く方ですが、おたく女子にはなじみが薄いようです。
(掲載誌が「YOU」とかだし)
でも一回読むとすごくはまると思います。
絵がちょっと最初、抵抗あるみたいですが(慣れるよ)。
大学の文芸部で、腐女子な友人に強引に読ませたらはまっていました。
テーマはけっこう社会派でフェミですが、ひたすらかっこいいです。

ヨウ輝妃 (あおばコミックス)ヨウ輝妃 (あおばコミックス)
(2005/01/15)
市川 ジュン

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図書館でこれを読んだのがはまるきっかけ。当時はハードカバー上下巻でした。歴史もの。
主役は後白河法皇の愛人で、女性政治家といわれていた高階栄子です。
幼い初恋を貫いた純愛で一途な人で、策略家で激しくて、熱血で視野が広い。
そして手段を選ばず、ふり返らず、どこまでいっても凛々しく艶っぽい(笑)。

姉妹作で北条政子が主役の「華の王」という作品もあります。
わたしは高階栄子の方が好き。
北条政子はあくまで夫と「ふたり」で生きる人ですが、栄子はどこまでも独りで生きていく人なので。
どんなに愛する人がいても、ひとりに見える人なんですよね、ふしぎと。




サイトですが、続きを書いて保存したメディアが部屋のどこかに消えてしまったので、見つかり次第アップします。
そのとき例のハードボイルドな漫画のサイトにもリンクを張っておきます。すごくおもしろいので。

2008/04/25 (Fri) 22:58
傭兵です

ジェニー 第1巻 (1) (白泉社文庫 か 2-32)ジェニー 第1巻 (1) (白泉社文庫 か 2-32)
(2008/01/11)
河惣 益巳

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とあるどシリアスな(ちょっとコメディ)ハードボイルドな軍隊漫画のサイトを見ていて、あ、これ見覚えあるなぁ・・・あれだあれと思い出して購入(説明になっていません)

これは昔、とびとびに雑誌で読みましたが、改めて読むとすごくおもしろい。
炎の月とよばれる伝説の女傭兵ジェニーと、彼女に心酔してついてまわる傭兵たち(いい男)の軍事もの。
世界情勢ががっちり入っているすごく珍しい少女マンガ(?)です。

とにかくジェニーが熱い!男たちがめろめろなのも仕方ないという感じ。
しかも強いのにすごく美女でボインですし。

そして、彼女を女神の崇める男たちが、彼女にとっては対象外なのもしかたない・・・と思います。
崇められても、ねぇ。
ジェニーの普段の強さと、家族に縛られている弱さとのギャップが、なんともいえません。
この人の両親は付き合いきれないほどサイテーなんですよ!ジェニー大変ですね。

市川ジュン、樹なつみ、赤石路代の熱さが好きな人にはお薦めかと。

2008/04/22 (Tue) 22:39
危険な人

GENTE2 (Fx COMICS)GENTE2 (Fx COMICS)
(2008/04/17)
オノ ナツメ

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あまぞんから新刊出たよーとお知らせがありました。普通に本屋で買いましたが(笑)。
リストランテの人々第二弾。
素敵な大人たちが見れるというのはいいものです。なんかほわーんとなりますね。
皆さんかっこいい。こんな店があったら通いつめます。
男性陣だけでなく、アンジェラとかヴァンナとか、女性も凛々しくていいですね。

それにしてもクラウディオ・・・若いときも今もほんとうに誘い受けではらはらします。
苛めたくなる気持ちわかるというか押し倒したくなるというか。
なんて危ない人なんだ。

2008/04/20 (Sun) 17:58
大西洋を泳いでわたる

録画を見ていたら、ルルーシュの1回目を逃していました・・・曜日変わったからなぁ。
ルルーシュだけでなく、ほかもほとんど一回目話ですね。気づかなかったから。
ドラマと違って、新作がわかりにくいんですよねっ。

ルルーシュ、どんどん殺伐としてきますね。
登場人物もどんどん壊れていくし。(カレンに驚きました)
世界が壊れているからしょうがないとはいえ。
あ、でもルルーシュは最初から「オレじゃなくて世界が間違っている!」と断言してしまう男でしたね。
ある意味すがすがしい。

アニメはまだどれがいいかな〜という段階ですが、ドラマは大王四神記がおもしろいです(字合ってる?)
まだ子供時代ですが、むちゃくちゃ盛り上がっています。
子役たちのうまさがハンパではありません。華もあるし、いいです。
日本のドラマは・・・(沈黙)



ヘタリア Axis Powersヘタリア Axis Powers
(2008/03/28)
日丸屋 秀和

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あのヘタリアがコミックに!
なってからかなりたちますが、ようやく購入。おまけペーパーは当然なくなっていました。
サイトのほうが濃くて面白かったかなぁ。
なんか、読みやすいのを集めたのでしょうか、ちょっと薄味でした。
わたしはやはり、ドイツとイタリアのボケつっこみコンビが好きです。
オーストリアとハンガリーもよいですね。異色のお上品ペア。
単独だとフランス・・・なんか痛々しくて最低で、おもしろいです。

続き出るそうですね。あんまりストーリーにせず、四コマでいってほしいです。

こっちがサイト。 ヘタリア

2008/04/18 (Fri) 17:07
なつかしい!

お嬢さまとお呼び!お嬢さまとお呼び!
(2008/03/12)
森 奈津子

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これあさひしんぶんで復刊が紹介されていました。びっくり。
小学生のころ大ファンだったライトノベル。
少女マンガの悪役お嬢様に憧れる綾小路麗花さまが我が道を突っ走る高校生活。
仲間たちも変人ぞろいでのびのび可笑しくて、すごくおもしろいです。
ちなみにゲイの男の子もいます。(でもやおいじゃないのです)

これ、表紙が麗花さまですか?あれ、これ縦巻きロール?

2008/04/15 (Tue) 22:08
都合と装丁

迷惑なコメントが入っていたのですが(消しました)、エッチ系の迷惑メールとかってほんとうにひっかかる人いるのでしょうか??
あんなあからさまなのに?ありえないと思うんですが、そんなにもてたいのか・・・
料理教室にでも通えばいいのに。


ナ・バ・テア (中公文庫)ナ・バ・テア (中公文庫)
(2005/11)
森 博嗣

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ナ・バ・テア―None But Air (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)ナ・バ・テア―None But Air (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)
(2004/10)
森 博嗣

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ナ・バ・テアナ・バ・テア
(2004/06)
森 博嗣

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映画化にあわせてカバーが取り替えられるそうです。たぶんアニメ絵になるのでは。
今の文庫でそろえたいのですが、一年くらい戻らないらしい・・・
ということは、今そろえなきゃいけないということで、出版社の都合でせかされるのって嫌ですね。
どうしようかなぁ。

スカイ・クロラ・シリーズ2冊目。
あいかわらず明るく絶望した世界。なぜだかほっとします。





サイト更新しました。
休みに書いた分です。

2008/04/11 (Fri) 23:37
朝は

ホットヨガに行って滝のように汗をかいてきました。
おかげで肩こりも倦怠感も吹っ飛び、すっかり元気。何ヶ月ぶりだろう・・・・
体の不調が精神的なものかと心配していたので、単純に体の問題だとわかってうれしいです。

と、ようやく体調監理できそうと思ったら、ヨガスタジオがつぶれます・・・
今月末までだそうで。
ちょっと安すぎるよなと思っていましたが、高くしてもいいから続いてほしかったです。
またさ迷わなくては。



ところで(唐突に話題転換)、
わたしは朝暗いニュースを絶対回避するためにN●K教育をつけていますが、すごくかわいい番組がはじまりました。

やさいのようせい

野菜の妖精たちのかわいらしいアニメーション。毎朝5分ですが、もうかわいいったらありません。
主役のめきゃべつの精をはじめ、ほんとうに素敵です。表情がとくにすばらしい。
天野喜孝氏の絵が原形だそうです。
サイトでムービー見れますので、ぜひ。

2008/04/10 (Thu) 22:53
充実した短編

ヒッキーが主題歌を歌っているドメバのドラマが始まりましたね。
最初のほう見てだいたいどういう話かはわかりましたが、怖いので逃げてきました。
でもこういうドラマってすごくひさしぶりな気がします。
若い人が寄り集まって傷つけあう青春。


真空融接 上 (B's-LOVEY COMICS)真空融接 上 (B's-LOVEY COMICS)
(2007/01/15)
びっけ

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真空融接 下 (B's-LOVEY COMICS)真空融接 下 (B's-LOVEY COMICS)
(2007/01/15)
びっけ

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どこかで見た名前だなぁと購入。たぶん、イラストサイトを見たのだと思います。

どこかヨーロッパ風の小国の寄宿舎が舞台。
国民がすべて供給者と補給者に別れていて、互いにエネルギーのやり取りが必要なので、相性のいい人間同士が子供のころからペアになって暮らしているという設定。
で、エネルギーのやり取りはキスで行うという・・・夢のBL設定(笑)。
主人公のラエルは何度も「アレクシとのキスは電池の充電と同じ、食事のようなものだ」と繰返しているんですが、
全然違います。充電にしてはキスのしぐさに気持ちがこもりすぎだから!
設定のわりにいやらしさはなく、上品でかわいらしく、丁寧な作品でした。

エネルギーのやり取りってなんなのかとか、どういう国なのかなどということにはまったくふれられていません。
いさぎよいまでに同人誌というか、描きたいものを描くためのシステムとして作者がつきはなしてとらえている気がしました。

でも、システマティックに作ったにしても、現実と比べてなにが取り除かれているかというのが重要です。

「恋人」を捜し求めること、結婚、そして家庭を持つことですね。
たまにパートナー以外と付き合うこともあるそうですが、ほとんどの人がパートナーと一生をすごす。
相手は最初から決まっているし、結婚という制度はない。
そして子供は自分たちで育てず国に預ける制度なので、だいたい一生ふたりきり。

この作品、なんとなくあの世っぽいのですが、女性にとっての現実の残酷さをうまく取り除いているのかも。

最初から運命の相手がそばにいるので、関係が深まることはありません。
どれだけ二人が大切に思いあっているかというのが、淡々と描かれています。

アレクシのお父さんの昔話では、パートナー同士の男ふたりと女性(アレクシのお母さん)が主役です。
これもBLなので女性の立場が厳しいことには変わりませんが、なかなか味わい深くておもしろかったです。
素敵ないい女でした。

それにしても、BLは女性に辛すぎる・・・
へテロのパートナーは普通のはずですが、ほとんど出てこなかったですね、そういえば。



2008/04/08 (Tue) 22:38
桜はまだ満開

なんだか仕事で書評を書かなきゃいけなくなりそうです。
しかも、「企画おわったら本にして出版するから」って・・・
いきなりレベル高っ!わたしひとりでやるわけじゃないですが。
変なめぐり合わせ。



迷宮書架迷宮書架
(2003/03/20)
ひらの あゆ

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あれー、書影ないですね。
文学少女向け文芸誌「活字倶楽部」の、本の紹介コーナーの扉で連載していた四コマをまとめたものです。
一冊になるほど続いているのがすごい。
ミステリ、BLなどの紹介の扉に、テーマに沿った四コマが単独で載ってます。
ひとつでちょっと印象深いというスタイルで描かれているので、まとめると意外と毒が強いです。
おもしろいな〜

「かつくら」はたまに読みますが、けっこう好きです。
パンダの表紙の文芸誌ができるまでは、本の雑誌なんておっさんくさいのばっかりだったですし。

2008/04/05 (Sat) 15:36
おかえりなさい

庭でチューリップと菜の花と水仙が咲いています。
やはり地植えだと元気ですね。がっしいりと咲いています。
春も盛り。

録画していた〈今日から魔王!〉を見ました。
まさにお帰りなさいという感じです。かわいいなぁ陛下。
最初からなにやらきな臭い感じですが、周囲のユーリへのラブがあふれかえっていて眩しいです。

BSアニメ夜話で、昔だったらユーリのポジションは絶対女の子だったけど、今女性が書くなら女じゃ無理になってしまった。ユーリは男の子じゃなくて、少年という男でも女でもないなにかなんだ、
という話がありました。

たしかに、女の子だったら、どんどん女王として前に出て行くように成長していったと思います。
清濁のみこんで。
〈十二国記〉とか「天は赤い河のほとり」とか、異世界に行って王さまとか救世主とかになる話っていろいろありますが、女子は今戦うしかないですね〜
逆に「FLESH &BLOOD」(綴りあってる?)みたいに、清らかさとかで人をひきつけるような感じって、少年じゃなきゃ無理なのかも。


砂は(マ)のつく途の先! (角川ビーンズ文庫 4-18)砂は(マ)のつく途の先! (角川ビーンズ文庫 4-18)
(2007/12/01)
喬林 知

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いまさらですが新刊。ううう、ヨザック!

・・・あいかわらずバランス悪いです。どんどんシリアスになっていっているのが残念。
おもしろいんですが、コントロールしきれていない感じです。
でも読んでしまう。なんか気になるという。
ライトノベルとしての速度を保ってほしいと思います。(出版の)
前の話を忘れてしまうので。

作者は、変わった才能の持ち主だな〜と思います。
男同士での結婚がふつうだとか、そういう小ネタはギャグの材料でしかなかったはずなので(作品中で設定があまり生きていないし)、あまり文化人類学的なこととか、政治的なことにこだわらなくていいと思います。
バランスですバランス。

最後、ユーリの前世の白のジュリアと、婚約者だったアーダルベルトの短編がのっていました。
これはよかったです、赤面ものでした(笑)。
でも、前世の恋人がいてもとくに何もないというのが、この作品のおもしろいところですよね。

2008/04/04 (Fri) 22:43
現実じゃないといいのに

ゲホゲホ。
花粉症はつらいですね。
ヨガに通うことにしました。汗かいてデトックスです。



電子の星 池袋ウエストゲートパークIV (文春文庫)電子の星 池袋ウエストゲートパークIV (文春文庫)
(2005/09/02)
石田 衣良

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うっかり会社に行く途中に読んで、気持ち悪くなってしまいました・・・
短編集。
おもしろいですが、わりといつもどおりな感じなのでもう買わなくてもいいかなーと思っていたら、最後が(沈黙)。
いつもクラシックの曲が重要な役割を持っているのですが、最終話は「青髭公の城」。
いわずと知れた、ショタの殺人鬼青髭公が主役の童話ですね(童話なのかこれ?)
池袋のスナッフショー(人体損壊ショー)の店と、地方の若者の絶望的な状況が絡んだ作品です。
嫌な組み合わせです。ここまで最低な組み合わせなんて、すごい・・・
最近地方のことを仕事でいろいろやっていたので、ますますつらい気持ちになりました。

青髭公といえば、実はこの人ジャンヌ・ダルクに仕えていたんですよね。
一度絶望のふちからジャンヌに救われて、そしてジャンヌをあんなふうに失ったという。
神様を信じていればこそ、絶望で壊れてしまうのもわかる気がします。許されませんが。
過去になにがあろうと、その人の罪が許されるわけがないのですが。



今書いているのは、なんだかたくさんの方に読んでいただけているようでうれしいです。
感想あったらぜひお願いします。

2008/04/01 (Tue) 23:59
劇のよう

風邪は治ってきましたが、声が嗄れていて困りものです。


Under the Rose (4) 春の賛歌 バースコミックスデラックスUnder the Rose (4) 春の賛歌 バースコミックスデラックス
(2006/11/24)
船戸 明里

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本屋のお姉さんに「最新刊じゃないですがよろしいですか?」とにこにこ言われました。
たしかに普通、このタイミングでは買わないですね・・・

あまりにドロドロしていて、3巻までまとめて読んだきり気力がなえていました。

貧しく信心深く生真面目な家庭教が主人公。正義と善で武装し、女一人でどうにか生きている女性。
そのあまりの美しさゆえ仕事がなかった彼女は、ようやくロウランド伯爵家に就職。
病気の弟のためにもと必死に子供たちと打ち解けようとする。
だが伯爵家は、正妻と愛人、その子供たちが、ヴィクトリア朝の常識のとらわれない奇妙に器の広くやさしい伯爵のもと、不思議な調和と愛情をもって暮らしていた。

家庭教師は、その偽善と美しさから、ただ一人母親(正妻です)を慕う次男のおそろしい罠にからめとられていく・・・

というわけで、あいかわらずドロドロしていました。
なんか、バルザックとか、シェイクスピアとか、古い小説を思い出します。マイナーだけど王道。
一人一人複雑な性格を持っていて、それが立場、育ちと密接に絡まっているので、二次創作とか無理な作品。
キャラが濃いのにキャラ立ちがないというのでしょうか?
船戸氏がイラストを描いていた〈流血女神伝〉同様、物語先行型です。

背徳におぼれる人間は誰よりも潔癖で信心深いからであり、高潔で献身的な行為はそれ自体が狂気をはらんでいる・・・
と、まあそんな感じです。

それにしても、夫婦のことなんて子供でもほおっておけばいのに・・・
どんなに微妙な関係でも、本人たちが望んでそうなんですから。


新刊が出た今読んでよかったです。
あんまりダークで、続きを長々と待つなんていやすぎなのです。
5巻は週末にでも。


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