2006/11/30 (Thu) 00:50
恋愛錯覚上等!

本屋に行ったらいろいろ新刊が出ていました。
読みたいのがけっこうある・・・でも給料日まで禁欲禁欲。
とりあえず、今買わなきゃなくなっちゃうのを一冊だけ購入。
LOVELESS (7) 限定版 LOVELESS (7) 限定版
高河ゆん (2006/11)
一迅社

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おまけ冊子(同人誌みたいです)がついた限定版。
ものすごくマニアックな設定だったんで読むのためらっていたんですが、最初から素直に購入していればよかった。限定版これと6巻しかもってないけど、他のおまけマンガも読みたい!(でもま●だらけで見てみたら、すごーく高かったです)
記憶をなくした少年立夏が主人公。唯一の頼りだった兄清明が殺され犯人は不明。長男に依存していた母親はノイローゼになって、変わってしまった立夏を受け入れず虐待・・・
というしゃれにならない設定と、ゲームと戦闘の世界が複雑に絡み合っています。ふたり組(戦闘機とサクリファイス)のコンビで戦うんだけど、そのふたりが運命の相手という・・・説明がむずかしいですね。
立夏がサクリファイスで、変な大学生草灯が戦闘機。
高河氏は同人出身で、意味深な伏線が消化されずおわっちゃったりとかもあるんですが、そんなことはまあいいかと思わせるような魅力があります。駆動感ってやつだと思います。
恋愛は錯覚かもしれないけど一度酔ったらアクセルを踏み続けろ!
だってそのほうが楽しいでしょう?
そんな恋愛観に惚れ惚れします。
あえて狂っていく情熱の密度とスピード感。


今週末模試なので、ちょっとそれまで更新がブランクになりそうです。
土日か来週あたまにはいけますので、どうぞよろしく。

2006/11/27 (Mon) 10:41
また感想

まだまだ続く15巻感想ですよ。
○○かっこいー!とかじゃなくて真剣な評論っぽくてすいません・・・
論文書いていた時間のほうが長いので、一度スイッチが入るとなかなか調整できないみたいです。
ヲタサイトにくっつけてるブログでなにをやっているんだという話ですが。

照れてるエドかわいかったですね。
でもそれ以外全編シリアスだったですからね。

というわけで今回は、鋼の戦争表現についてです。(ってほんとに論文みたいなテーマ)
苦手な方はとばしてくださいね!

アニメもあの時間帯のここまでラインをはるかに踏み越えていましたが、マンガも少年誌ラインを踏み越えてました。
人体実験とかいろいろ。
でも、ラインがないかというとそうでもなくて。
「寄生獣」なんかの描写とは、明らかに質が違いました。
無差別一斉掃射や黒焦げの死体をかいても、ばらばらになった死体や明らかに兵士がイっちゃてるような残虐行為のシーン、内臓がはみ出でた死体なんかはない。
生理的嫌悪感に訴えるようなものは描かない、そういうラインなのかな、と思います。
鋼は元々、エドが手足をなくしてしまったり怪我をする次元と、ウィンリイにスパナで殴られてもイズミ先生に死線超えさせられてもすぐ復活するギャグみたいな次元が混在しているのですが・・・
マンガのキャラは記号でもあるんですが、それで人間が傷ついたり死んだりする物語をかくのは、けっこうむずかしい問題をはらんでいるように思います。

ディエンビエンフー ディエンビエンフー
西島 大介 (2005/08/26)
角川書店

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たとえばこれは、ベトナム戦争を描いた実験作。
かわいい戦争です。

2006/11/26 (Sun) 09:20
千秋楽!

本屋で雑誌「花とゆめ」を見かけたんですが、『フルーツバスケット』最終回って書いてあってびっくり!
まだやってたんですね〜
始まったときにはこんなに長くやる感じじゃなかったのに、というか主人公たち(高校生)より年下だったのに、今でははるかに上になってしまいましたよ。年齢超えていくときってけっこう複雑。
若木未生の〈ハイスクールオーラバスター〉シリーズなんて、読み始めたとき小学生☆だったもんなぁ。これは年齢超えたらなんとなく追っかけるのやめてしまいましたが。
高校生たちの気持ちが痛くて、なんだかもうダメでした。

『フルバ』は、英語圏での人気がすごいです。十二支の物の怪に憑かれた一族とか、オリエンタルに見えるのかな。でも基本は、ていねいな人間関係ものです。ていねいすぎて8年も続くくらい。癒しの物語と、初恋のお話。
最終回ちょっとよんだんですが、きっちりしたカップリングのハッピーエンド。ああでも、こんな人までカップリングに動員されているのですね・・・
乙女のバイブルとか言われていた「りぼん」の『星の瞳の/シルエット』を思い出しました。

フルーツバスケット (1) フルーツバスケット (1)
高屋 奈月 (1999/01)
白泉社

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2006/11/25 (Sat) 15:01
普通の曖昧と悪の明晰

15巻感想。
というわけでいきなり、紅蓮の錬金術師の話題です。
この人がここまで大きな役割があるとは思わなかったですね。しかも、悪として筋通ってるし。アニメ版より魅力的。
ロックベル夫妻の対極です。
キンブリーは、若いロイやリザやヒューズとはまったく違い、自分のやっている事を丸ごと受け入れている。殺人鬼だからって言っちゃうと身も蓋もないんですが、殺される方からすると、嫌々やっている、こんなことをさせられて自分って可哀想と思っている人間のほうが、より腹立たしいような気がします。自分を哀れむことは、殺した人間から目をそらしているし、殺している自分からも目をそむけている。
キンブリーはリザに対して、標的を殺したときに達成感を感じているだろうといっていますけど、これは絶対感じるでしょうね。リザが正義感でいい子でも、狙った標的に弾があたればよしって思う。
ドクター・マルコーやノックス先生もそうですが、自分は普通の側にいると感じている人たちは、その曖昧さで人を殺しています。曖昧な姿勢こそが、人を殺しているというか。
のちのロイたちとは違って、どこにもたどり着かない殺戮です。その中から、ロイたちはそれを超えて進む決意をするのですが。
悪は、自分を悪だと認識しているから、それゆえの明晰があります。イシュヴァールのローグ=ロウ大僧正の行為は、うつくしい自己犠牲であり善意であるけど、ブラッドレイのいうとおりに思い上がりでもあると思うのです。

・・・文章が硬いですね。でも、今回は内容があれなので仕方ないか。

むかし『海と毒薬』を読んだときも、人体実験なんてことをした人たちが、あんまりボーっとしてるので驚いたんですが、麻痺しちゃうものというか、自分で自分を麻痺させてしまうのかなぁ。
海と毒薬 海と毒薬
遠藤 周作 (1960/07)
新潮社

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2006/11/23 (Thu) 10:52
15巻!

15巻読みました!
マンガ読みがあんまり来ない本屋(丸/善)で買ったんですが、すでにかなり売れちゃってました。
すごいね〜

イシュヴァール回想編。改題「焔の錬金術師」って感じでした。エドほとんどいないんですよね。そこがちょっと寂しいというか。
ちゃんとした感想はまた後日です。わたしは週末に読むって人も多そうだし、何より今回は重くて、ほいほい書けない感じでしたよ・・・
キンブリーがけっこう、なんていうか好きな感じで、ちょっとショック。

雑誌「CUT」で、鋼のアニメは、ファーストガンダムに連なる作品だってヲタキングの方が熱く語っていたんですが、マンガもまさにそんな感じになってきました。
最初のガンダムは、安保闘争の真っ只中にいた人が、生でみた権力への執着とか正義とか狂気とか殴り合いとか、そんなことを生かして、パレスチナ問題をベースに作ったものなんですが、鋼も中東問題の影響が濃いですね。
しかも牛先生、戦時体験を聞いてまわったとか・・・すごいです。
実家が酪農で、常に身近になじんだものの死があり、しかもサバイバル度高めという暮らしをしていた影響も、すごくありそう。現代人らしからぬ骨太ですね。人間の死とは違うかもしれないけど、動物でも、一緒に暮らしていたものが死んでいくのを、くり返し見ていたというのは、死に触れたことがないというのとは、大違いだと思う。
鋼の錬金術師 15 (15) 鋼の錬金術師 15 (15)
荒川 弘 (2006/11/22)
スクウェア・エニックス

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