2007/05/11 (Fri) 12:50
じゅんぶん2

夜はげしく雨が降ったせいか、まるで高原のようにひんやりした空気です。太陽に下はほかほかなんですが、家の中にいるとさむーい。

前の前の回の続き。純文の古典の王道です。

ヴィヨンの妻・桜桃・他八篇 ヴィヨンの妻・桜桃・他八篇
太宰 治 (1987/10)
岩波書店

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太宰治の作品って、作者本人のことを忘れて読めない。あの人生を思いうかべつつ読んでしまうのです。夫(太宰そのもの)の心中の知らせを聞いて急ぐ妻の話とか(実際に彼は女と心中しています)。太宰は永遠の固定キャラです。絶対そばにいてほしくない人。

シッダールタ / ヘッセ、高橋 健二 他
お釈迦さまの若いころの話ではありません。同姓同名の別人が主役で、でもどこか宗教的な話。だいぶ前に読んだので記憶がおぼろですが、しずかな感動がありました。一瞬、いろんなものが透明に見えるような気がします。

無能の人・日の戯れ 無能の人・日の戯れ
つげ 義春 (1998/02)
新潮社

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私小説といえばつげ義春。貧乏、無能、じめじめ、どんより、袋小路と、私小説といわれてよびおこされるイメージそのものです。でも自分の人生をそのまま書いてないというのがよくわかる。私小説も作り物なんだね。
でもなんだか、純文学の一番の特徴は、やっぱり暗いってことなのかも。

2007/05/08 (Tue) 09:32
じゅんぶん

天気がよくなってうれしいです。
低血圧の人間には、手気圧はきつい・・・さぼっているわけじゃなく、本当にへろへろになります。昔お天気の予言してた人って、絶対低血圧だったんだと思います。あーだるい、雨降るな、って。
今日はさわやか。元気元気。

うちはアニメやまんがにはかなりきびしくて、わたしがアホなアニメや漫画をがつがつ読むものでかなり怒られたものです。純文学を読むようになってもまだ変わらないので、今はあきらめた模様。純文もいいけど、そんな高尚なものばっかり読めませんて。
でも、たしかにおもしろい。

そんなこんなで、今日は純文の古典。

こころ こころ
夏目 漱石 (1989/05)
岩波書店

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高校の授業で後半だけ読んだんですが、よくよく読むと、前半のほうがおもしろい。へたれニートの「わたし」が、とほほでよいです。

フラニーとゾーイー / サリンジャー、野崎 孝 他
繊細で変なグラース兄弟をえがく〈グラーズ・サーガ〉のひとつ。佐藤友哉の〈鏡家サーガ〉で、舞台を現代日本にしたら兄弟がオタクというのはすごく納得がいく・・・



時間がないので、続きは次回。

2007/04/29 (Sun) 16:55
うんちく

ずーっと前に送った評論が予選を通っていました。最終まで残らなかったので賞金はなしですが、有名な雑誌で自分の名前を見るとやっぱりうれしい。
ただ、職業にするには熱効率が悪いです。ものすごく消耗したもんなぁ。
でも、昔は評論なんて人が創ったものにあれこれいうだけでつまらないんじゃないかと思っていましたが、そうでもないとわかりました。
あと、文系といいつつやることは結局理系です。感性で書いちゃしょうがないですから。

というわけで、今日は評論など。

キャラクター小説の作り方 キャラクター小説の作り方
大塚 英志 (2006/06)
角川書店

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実作の方法の本ですが、この方はキャラクター小説を評価はしていないという、ねじれたスタンス。ライトノベル作家を目指すなら必読。独特の切り口が魅力的です。

ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2
東 浩紀 (2007/03/16)
講談社

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ライトノベルってキャラが薄っぺらでお決まりで〜という批判に飽き飽きした方へ。ただし、けっこうむずかしいです。

大人は判ってくれない―野火ノビタ批評集成 大人は判ってくれない―野火ノビタ批評集成
野火 ノビタ (2003/10)
日本評論社

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エヴァや幽白で活動していた同人作家による評論。やおい論の中ではかなり良いできです。榎本ナリコ名義のオリジナルもよいですよ。

こころの傷を読み解くための800冊の本 総解説 こころの傷を読み解くための800冊の本 総解説
赤木 かん子 (2001/05)
自由國民社
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司書さんの本。最近では「こころの傷」という言葉はあやしい便利語になっちゃっていますが、この方は少女漫画、児童文学、BLととにかく幅が広く本物を探しています。結局、根っこにあるのは人間関係なんだね。自分で発掘できないものが見つかる本。

三四郎はそれから門を出た 三四郎はそれから門を出た
三浦 しをん (2006/07)
ポプラ社

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あさひ新聞で中高生に本をすすめるという連載をしていて、おもしろいなーと思いました。媚びず、押しつけがましくならず、道徳くさくもなく。わたしも本好きですが、この方には負けますね。量がハンパじゃないです。


仕込んでいたレモン酒がいい感じになってきたので、薄めてちびちび飲みつつお勉強です。

2007/04/27 (Fri) 14:53
また今度ドラクエしたいな

頭がいいこととそれを使いこなす能力というのは、どうも別のようです。頭がいいことにふりまわされている人がいて、すごく大変そうです。
そしてあんなにシャープなのに、全然本を読まない・・・
あんた深まらないとずーっと大変なままだよ、ときびしい忠告をされていました。いい加減あきらめて自分と折り合えばいいのに、努力とかあまりに縁遠かったので(がんばらなくてもできるから)、どうしたらいいかわからないみたい。
わたしはほどほどでよかったなぁと、つくづく思いました。

今日はファンタジー。わたしにとって剣と魔法の世界は「ドラクエ」に始まり「ドラクエ」で終わっているので、違う傾向のものを。
ちょうどファミコンの開発とともに育ったので、「ドラクエ」にはすごく愛着があります。本当に冒険!って感じでした。いまだに呪文覚えてるくらいです。

ムーミンパパの思い出 ムーミンパパの思い出
トーベ・ヤンソン (2000)
講談社

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孤児だったムーミンパパの冒険のお話。孤児院を脱走してママに出会うまで。ちょっと悲しい作風なんですね。出会いのシーンは爆笑ですが。

黄金の羅針盤〈上〉?ライラの冒険 黄金の羅針盤〈上〉?ライラの冒険
フィリップ プルマン (2003/10)
新潮社

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ハリポタのちょっと後に出たんですが、イギリスではこっちのほうが熱いようでした。パラレルワールドの冒険もので、不思議がいっぱい。主役の子どもたちが一筋縄じゃいかない暴れん坊です。基本は初恋物語。

東亰異聞 東亰異聞
小野 不由美 (1999/04)
新潮社

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もしかしてホラー?明治の東京が舞台の伝奇ものです。怪しく暗くミステリアス。最後の水浸しの町のイメージが素敵です。しかもけっこう問題作ですね。

山尾悠子作品集成 山尾悠子作品集成
山尾 悠子 (2000/06)
国書刊行会

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幻想・幻惑・惑乱。ほとんどの作品が収められているんですが、高すぎる!二冊に分けてほしかった。

雨柳堂夢咄 其ノ十一 雨柳堂夢咄 其ノ十一
波津 彬子 (2006/03/21)
朝日ソノラマ

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骨董品をめぐる不思議物語。しっとりしたすばらしい短編集です。文庫版もありますが、大きいサイズが断然おすすめ。これを読むと、無性にのみの市に行きたくなります(笑)。

2007/04/26 (Thu) 11:44
気軽に

もうすぐ五月ですね。きゃあ!
時間がすぎるのがはやくて頭をかかえて走りまわりたいような気持ちです。もちろんそんなことしている暇はないですよ〜

エッセイが好きです。なんとなく手に取れる気軽さがいいです。
あまり期待しないで読むので、得をした気分になるのです。

須賀敦子全集 第1巻 須賀敦子全集 第1巻
須賀 敦子 (2006/10/05)
河出書房新社

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デビュー作『ミラノ・霧の風景』、『コルシア書店の仲間たち』を収録。翻訳者でエッセイスト。静かな文章を偏愛しています。

世界音痴 世界音痴
穂村 弘 (2002/03)
小学館

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変な歌人さんのエッセイ。「世界音痴」という題がぴったりの、みょうちくりんな本。わかるわかる〜と何度も思います。


ねにもつタイプ ねにもつタイプ
岸本 佐知子 (2007/01)
筑摩書房

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これはエッセイ?「ちくま」で現在も連載中。変好きにおすすめ。

脳と仮想 脳と仮想
茂木 健一郎 (2007/03)
新潮社

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たまにはまじめな本も読みます。最近テレビでよく見る脳科学者さんの本。目からうろこが落ちるよ。

監督不行届 監督不行届
安野 モヨコ (2005/02/08)
祥伝社

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濃い夫婦の日常をつづったエッセイ漫画。どれくらい本当なんでしょうか・・・庵野監督のオタクぶりに圧倒されます。

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